原子分子物理学及び量子エレクトロニクスの基礎研究に関する実験的・理論的研究を対象とし、 年5~6件、上限400万円/件の研究助成をしています。
助成の趣旨
現代の日本は工業技術の進歩の上に豊かな社会を築くことに成功し、純粋に知的な人間の活動である芸術活動や自然科学の研究活動の発展等に寄与することは我が国のような豊かな社会に課せられた義務でもあります。
当財団は主として自然科学の学術研究、併せて人文科学(当面音楽、特に室内楽分野)の助成を通して、我が国の文化の向上に貢献することを目的としております。
自然科学分野としては、当面、原子分子物理学と量子エレクトロニクスの研究助成を行います。
助成対象となる研究分野
原子分子物理学は、現代物理学の基礎を作ってきましたが、現在では、レーザー技術などの新しい研究手段の導入によって、新たに飛躍的な進歩を遂げつつあります。例えば、レーザー技術の進歩に伴い、原子・分子のボーズアインシュタイン凝縮(BEC)や物質波光学が、物理学の基礎概念の検証や新しい発見・発明を生み出しています。
本研究助成は、原子分子物理学及び量子エレクトロニクスの基礎に関する実験的・理論的研究、及びそれらを手段として用いた物理学の基礎に関する研究を対象とします。
新しい創造的な発展の可能性を持つ萌芽的な研究を特に歓迎します。
助成対象の研究者
大学等の機関において自然科学分野の研究に従事している研究者及び同研究者を代表とする研究グループでその研究成果が学術の進歩・発展に貢献するところが大きいと思われるものを対象とします。なお、年齢等の制限は設けていませんが、若手研究者を優先して助成する方針です。
助成金額と助成件数
助成金額は総額1,800万円、上限400万円/件とし、助成件数は5~6件程度とします。
応募方法
全国の国・公・私立大学の学部、附属研究所、公的研究機関、日本物理学会、応用物理学会及びレーザー学会等の推薦、あるいは、自薦によります。
*学内〆切2024-07-17 応募される場合は研究推進課にご連絡ください
*公募〆切2024-07-31 詳細についてはホームページを参照ください。