スピーカー:宮脇 陽一(機械知能システム学専攻 教授)

私たちの脳は、生まれ持った身体部位を自由に動かせるように学習し、発達していきます。では、もし全く新しい身体の部位を手に入れることができたとき、脳はそれを自分の身体の一部として受け入れることができるのでしょうか?こうした疑問に答えるべく、我々の研究グループではヒトの手に新たな指を追加する「第6の指」プロジェクトに取り組んでいます。これまでの研究により、この「第6の指」が知覚、行動、脳活動の観点において身体化しうる証拠を得ることに成功しました。今回は、これらの最新の研究成果を皆さんと共有したいと思います。また、こうした身体拡張技術が社会に受け入れられるのかを大規模に調べる現在まさに進行中の社会実験についてもご紹介します。


研究戦略推進室URAでは、学内構成員の相互理解を深め異分野融合につなげていくため、学内連携の場”COMPASS”をはじめました。第7回meetupでは、機械知能システム学専攻の宮脇教授に「第6の指」プロジェクトの紹介をしていただきます。電通大の教職員、学生のみなさまは、お気軽にご参加ください。

詳細・参加登録はCOMPASSのページをご確認ください。