ムーンショット型研究開発事業は、超高齢化社会や地球温暖化問題など重要な社会課題に対し、人々を魅了する野心的な目標(ムーンショット目標)を国が設定し、挑戦的研究開発を推進すべき分野・領域などとして文部科学省により定められた研究開発構想に基づき、研究開発を推進するものです。

今回は、新たなムーンショット目標8および目標9について、その目標達成に向けた研究開発を推進するプロジェクトマネージャー(PM)の公募になります。

ムーンショット目標8
「2050年までに、激甚化しつつある台風や豪雨を制御し極端風水害の脅威から解放された安全安心な社会を実現」
 (PD(就任予定):三好 建正 理化学研究所 計算科学研究センター チームリーダー)

ムーンショット目標9「2050年までに、こころの安らぎや活力を増大することで、精神的に豊かで躍動的な社会を実現」
 (PD:熊谷 誠慈 京都大学 こころの未来研究センター 准教授)

公募期間

令和3年11月9日(火)~令和4年1月11日(火)正午まで

公募説明会

web上での説明資料および説明映像となる予定です。(11月16日までにJSTウェブページに掲載予定)

研究アプローチについて

ムーンショット目標8及びムーンショット目標9では、多様かつ挑戦的な研究開発のアイデアを取り入れながら研究開発を推進することが特に重要であることから、「コア研究」と「要素研究」の2つのアプローチが設定されています。

【コア研究】
2050年の社会像からバックキャストし、MS目標を達成するために必要な全体構想(シナリオ)を描き、シナリオの実現に向けて取り組む研究開発プロジェクト。

【要素研究】
MS目標の達成に必要な全体構想(シナリオ)を描くことは困難であるが、MS目標達成に貢献しうる研究開発プロジェクト。

募集概要

MS目標8

【コア研究】 【要素研究】
応募要件 少なくとも「気象学的アプローチ」「工学的アプローチ」のいずれかの要素を含むこと「気象学的アプローチ」「工学的アプローチ」「ELSI研究」「数理研究」のうち、少なくとも1つの研究開発要素を含むこと
研究開発費
(直接経費)
1PM当たり総額9~12億円上限
’(1~3年目の総額は3~6億円上限)
※大幅に低い金額でも可
1PM当たり総額5,000万円上限
’※大幅に低い金額でも可
採択数3~6PMを目安5~15PMを目安
研究期間原則として5年間最長3年間で必要な期間

MS目標9

【コア研究】【要素研究】
応募要件 「こころの機序解明」「こころの状態遷移」「社会実装」の要素を全て含むこと「こころの機序解明」「こころの状態遷移」「社会実装」のうち、少なくとも1つの研究開発要素を含むこと(ただし、「社会実装」のみは不可)
研究開発費
(直接経費)
1PM当たり総額7億円上限
’(1~3年目の総額は3億円上限)
※大幅に低い金額でも可
1PM当たり総額1億円上限
’※大幅に低い金額でも可
採択数3~6PMを目安5~15PMを目安
研究期間原則として5年間最長3年間で必要な期間

詳細については、JSTウェブページの公募要領等をご確認ください。

https://www.jst.go.jp/moonshot/koubo/202111/index.html

https://www.jst.go.jp/pr/info/info1537/index.html