国立大学法人電気通信大学

研究企画室URA

サイト内の現在位置

URAメールマガジンバックナンバー 一覧

Vol. 15 産学連携活性化と研究力強化

┣━┻━┻━┻━┻━┻━☆
┃Vol. 15 産学連携活性化と研究力強化
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2017年11月29日発行
        
電気通信大学 研究戦略統括室のURAがお届けするメールマガジンです。
イベントや外部資金情報、URAの活動報告などをご紹介します。

   ╋━━━━━━━━━━╋      
╋━━╋ CONTENTS ╋━━━━━━
   ╋━━━━━━━━━━╋      
┏━┓
┃1┃トピックス
┗━╋…───────────
# 企業人からみた電気通信大学の産学連携活性化と研究力強化について~
┏━┓
┃2┃学長インタビュー(第13回)
┗━╋…───────────
# 研究大学強化促進事業のヒアリングについて
┏━┓
┃3┃URA関連イベント情報
┗━╋…───────────
# 12月 8日 第5回『Unique & Exciting Research Symposium』
# 12月11日 順天堂大学・電気通信大学 第1回医工連携研究シンポジウム
┏━┓
┃4┃外部資金情報
┗━╋…───────────
# 12月15日 NEDO 平成29年度「IoT社会の実現に向けたIoT推進部実施事業の
       周辺技術・関連課題における小規模研究開発」
# 12月20日 総務省消防庁 平成30年度消防防災科学技術研究推進制度
# 1月11日 JST 未来社会創造事業「科学技術で作りたい未来社会像」提案募集
# 1月15日 JST 平成30年度採択予定 日本-台湾研究交流課題
# 3月30日 JST A-STEP 平成29年度ステージIII:NexTEP-Aタイプ
# <予告> JST SICORP日本-中国「環境/エネルギー分野」
# <予告> JST SICORP日本-EU「災害初期対応技術」
┏━┓
┃5┃編集後記・次号のお知らせ
┗━╋…───────────
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

【1】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   ト┃ピ┃ッ┃ク┃ス┃
   ━┛━┛━┛━┛━┛
〇企業人からみた電気通信大学の産学連携活性化と研究力強化について

●はじめに
ふと思うと我々の現在の生活空間で当たり前のようになっていることが、当たり前で
なくなってしまったら?衣食住は極めて分かりやすいですが、実は「電気」と「通信」
がなくなったらと思うとぞっとします。
今、IoTや5Gが注目されていますが、電源がなければ機能しませんし、通信がなけれ
ばLINEもサイバー社会も止まってしまいます。
電気通信大学という名前は、まさに今の時代における本学の立ち位置を示唆している
と感じます。

●産学連携
本学URAの理念は、人、技術、社会をつなぐ、とあります。
本学は今後の人々のありかたや社会の方向を洞察し、そこを目指したアプリケーショ
ンに役立つ研究や開発をしていくべきと考えます。
今研究開発したり、学習している技術を一つ一つ論じるよりは、どういう分野が我々
の技術を必要としているか考えてみましょう。

具体的には7つの社会価値創造分野とひとつの旬なテーマを挙げたいと思います。
①地球との共生(限りある資源の有効活用や環境問題の解決)
②個々人が躍動する豊かで公平な社会(教育、健康、医療の公平性)
③枠を超えた多様な働き方(性別、地域を超え、AI,ロボットとも協働する新しい
 働き方)
④産業とICTの新結合(産業機械のネット接続やクラウドソーシング、リバースイノ
 ベーションなど産業エコシステムの模索)
⑤豊かな社会を支える情報通信(重要度が増す情報や知識の流通を支える情報通信
 基盤の構築)
⑥安全、高効率なライフライン(高度で柔軟なICTシステムで地域、時間格差を解消
 し24時間365日途切れることのないインフラの実現)
⑦安全安心な都市、行政基盤(新興国の安心安全な都市づくりや先進国の成熟社会化
 を支援)。
以上7分野に加え、旬なテーマとして「コネクティッドモビリティとスマートシティ」
があります。

本年10月29日から5日間カナダモントリオールでITS(Intelligent Transportation
System)世界会議が開催されました。
車の自動運転が話題になっていますが、社会全体での安全で効率的なモビリティシス
テム(物流を含む)が各国、各企業で研究開発されており、これは世界全体での大き
なテーマとなっています。

以上、産業界でのアプリケーション領域を述べましたが、そこに使える技術は山ほど
あります。
たとえば顔認証、指紋認証、物体指紋認証、群衆行動解析、音声感情認識、光学振動
解析、インバリアント分析、AI、IoTデバイス、センサー、画像処理、光通信、量子
コンピュータ、ソフトウエアデファインドネットワーク、サイバーセキュリティ、5G
技術、衛星通信、ロボット、データサイエンス、等々。
種々述べましたが、産業界が必要としている技術領域に大学が連携コミットしていく
ことが、今後の我が国の将来を支えていくと考えます。

●研究力強化
前章で述べたような分野の研究は必ず人と地球のためになります。まずはその信念を
失わないことが肝要だと思います。そのうえで、論文の執筆、海外留学、留学生の受
け入れ、企業へのインターンシップ、海外含め他大学/研究機関との交流、等々が望
まれます。単位の問題もありますが、国として解決してほしい部分です。
URAのリーダーシップに期待しています。

(岩波利光/電気通信大学 経営協議会 委員、日本電気株式会社 特別顧問)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【2】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   学┃長┃イ┃ン┃タ┃ビュ┃ー┃(第13回)
   ━┛━┛━┛━┛━┛━━┛━┛
〇研究大学強化促進事業のヒアリングについて

URA①
「10月27日に全学へ配信された【学長メッセージ】でもご連絡がありましたが、
 去る10月13日に、研究大学強化促進事業の中間評価に係るヒアリングが実施
 されました。
 実際に学長がプレゼンテーションをされ、質問にも応えられたと伺っています
 が、いかがでしたでしょうか。」

福田学長
「この度の中間評価では、①採択時指標の推移、②当初構想・計画の進捗状況、
 ③今後5年間の将来構想、④補助事業終了後の自主的な展開ビジョン、という4つ
 の視点から、今後の事業継続の可否とランクが判定されることとなっています。
 本学の課題に踏み込む質問もいただきましたが、私も含めてヒアリング参加者全員
 が、全体としては好感触であったと感じています。」

URA②
「具体的にどのような部分が評価されたのでしょうか。」

福田学長
「特に審査員からの反応が大きかったのは、9月号の本欄でもお話いたしました、
 『D.C.&I.戦略』を柱として『研究インテグレータ(RIer)』を確保・育成していく
 という構想についてです。
 構想は素晴らしいという評価をいただきましたが、一方で、具体化するには様々な
 課題があります。」

URA①
「課題というと、例えば人事考課ということでしょうか。」

福田学長
「その通りです。RIerの確保・育成システムの構築やRIer活躍の場の整備は、適正な
 人事考課や評価の制度と不可分だということです。
 このことは、審査員からも指摘がありました。現在のものとは変えていく、あるい
 は別のものを作っていく必要があると考えています。
 ですが大学として、教職員のマネジメント能力をいかに育成するか、そのための体
 制の整備も必要だと考えます。」

URA②
「『育成』というと、どうしても教育プログラムの方を想像してしまいます。」

福田学長
「ここで述べている教職員のマネジメント能力というのは、研究マネジメント能力の
 ことで、競争領域、非競争力域における研究力最大化に向けた重要要素と位置付け
 ているものです。
 確かに、本学の研究・教育の柱として足りないものの一つとして、学生に対する
 マネジメントの教育が挙げられると考えています。
 ですが、学生へのマネジメント教育について話を始めると長くなりますので、
 それは別の機会として、ここでは、『RIer』に必要な研究マネジメント能力に限定
 しましょう。
 日ごろ大変忙しい先生方を『育成』するということになりますので、講義に参加い
 ただくようなことはとても難しいです。
 日常業務の一環として教育・研究を行っていく中で、マネジメント能力を身に付け
 ていただけるような『体制』を作ることが、現在の目指すところです。」

URA①
「では、研究インテグレーションプラットフォーム(*)は、『RIer』の育成も含めた
 体制ということになるのでしょうか。」

福田学長
「そうですね。研究インテグレーションプラットフォームは、組織対組織の産学連携
 を、全学をあげて作っていくというものになりますが、その中では産業界とのより
 親密な連携を行いますので、大学側にも非競争領域の研究から、社会への実装やビ
 ジネスまで広い範囲での視野が求められます。
 産業界あるいは企業目線の人材と研究者が協業することで、社会の様々な課題に対
 してブレイクスルーを起こす研究開発を、積極的に先導していく『RIer』の育成
 を行っていきます。」

URA①②
「本日はどうもありがとうございました。」

* 学内外の研究者の交流と組織化を促す場のこと

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【3】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   イ┃ベ┃ン┃ト┃情┃報┃
   ━┛━┛━┛━┛━┛━┛
○第5回 電気通信大学 Unique & Exciting Research Symposium
 「大学等におけるURA機能の拡大に向けて」

「知」の創出を担う大学の研究力強化に向けて、大学や研究機関における研究者と
URAの協働や伴走の取り組みに関する先進的な事例紹介とパネルディスカッションを
行い、大学の研究力を社会の発展に繋げる具体的な方策について討議します。

【開催日時】2017年12月8日(金)13:30~17:00(情報交換会 17:30~)
【開催場所】B棟2階202教室
【参加申込】シンポジウムHP「参加申込みフォーム」から登録してください
 http://www.ura.uec.ac.jp/sympo/

〇順天堂大学・電気通信大学 第1回医工連携研究シンポジウム
「医療・情報その先へ~卓越した連携に向けて~」

順天堂大学と電気通信大学は2016年12月に学術連携交流協定を締結しました。
両校の共同研究や卓越した人的交流により連携強化を図るために、進行中のプロジェ
クトの紹介や意見交換を行います。

【開催日時】2017年12月11日(月) 18:00~19:30
【開催場所】順天堂大学 本郷・お茶の水キャンパス
      センチュリータワー北6階602教室
【対象】  電気通信大学・順天堂大学 教職員・学生
 http://www.juntendo.ac.jp/event/20171211-00000298.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【4】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   外┃部┃資┃金┃情┃報┃
   ━┛━┛━┛━┛━┛━┛
〇NEDO 平成29年度「IoT社会の実現に向けたIoT推進部実施事業の
 周辺技術・関連課題における小規模研究開発」【12/15〆】

 IoT推進ラボ・経済産業省 第5回IoT Lab Selectionとの連携公募。
 研究期間:NEDOが指定する日から1年以内
 事業規模:2,000万円以内/件
 http://www.nedo.go.jp/koubo/IT2_100038.html

〇総務省消防庁 平成30年度消防防災科学技術研究推進制度【12/20〆】
 研究課題:消防職員の技能、経験をAI等の先端技術に活かすことにより
      火災現場活動の高度化を図る研究
 研究費 :2,600万円(間接経費含む)/年
 研究期間:1~3年
 http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList4_2/h30koubo.html?http://www. fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList4_2/h30koubo.html

〇JST 未来社会創造事業「科学技術で作りたい未来社会像」提案募集【1/11〆】
 事業を行うにあたり、科学技術で作りたい未来社会像、すなわち社会・産業が
 望む新たな価値の提案を広く募集。
 本提案を踏まえて「重点公募テーマ」を設定。
 それに基づいて、大学、企業、公的研究機関等から研究構想を公募し、
 研究実施者を選定。
 http://www.jst.go.jp/mirai/jp/application/idea/index.html

〇JST 平成30年度採択予定 日本-台湾研究交流課題【1/15 17:00〆】
 日本と台湾の研究者間での研究交流を推進。
 研究課題:超高齢社会における高齢者のケアと支援のためのICT
 委託研究費:日本側研究者 上限1,200万円/3年間
 http://www.jst.go.jp/inter/kiban/taiwan/proposal/announce_taiwan9th.html?htt p://www.jst.go.jp/inter/kiban/taiwan/proposal/announce_taiwan9th.html

〇JST 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)
 平成29年度ステージIII:NexTEP-Aタイプ【3/30〆】
 企業ニーズを踏まえた、企業による大学等の研究成果に基づく研究シーズの
 実用化開発を支援。
 原則10年以下、~15億円
 http://www.jst.go.jp/a-step/koubo/h29nextep-a-1.html

〇ST 戦略的国際共同研究プログラム(SICORP)日本-EU
 「災害初期対応技術」共同研究【予告】
 欧州委員会(European Commission)はHORIZON 2020において研究提案の
 募集を予定。
 JSTは、本募集に応じるコンソーシアムに参加する日本側研究参加者に対して、
 研究費を支援することを予定。
 JSTの支援対象はHORIZON 2020の募集分野「SU-DRS02-2018-2019-2020:
 Technologies for first responders」の以下2つのサブトピック。
・Sub-topic1: Victim-detection technologies (被災者探索技術)
・Sub-topic : Open(その他の災害初期対応技術)
 応募期限:2018年08月
 http://www.jst.go.jp/sicp/announce_eujoint_04_GeneralInfo_j.html

●JST 戦略的国際共同研究プログラム(SICORP)日本-中国
 「環境/エネルギー分野」共同研究【予告】
 国際共同研究拠点(1拠点)、連携プロジェクト(10課題程度)を合わせた
 コンソーシアム型での公募を予定。
 予算上限:1コンソーシアム5億円/5年間
 http://www.jst.go.jp/sicp/jointlab/announce_3rd_pre.html

【研究戦略統括室 外部資金情報一覧(学内専用)】
http://www.ura.uec.ac.jp/gakunai/fund-gakunai.html

【ご相談はこちら】
リサーチコンシェルジュ(学内専用)
http://www.ura.uec.ac.jp/concierge.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【5】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   編┃集┃後┃記┃
   ━┛━┛━┛━┛
調布祭明けの朝、西キャンパスにて。
朝日が当たりキラキラ光る黄色いイチョウの葉の美しさに
思わず見とれてしまいました。
キャンパス内の紅葉は今がピーク。
休み時間に散策をして紅葉を楽しむのはいかがでしょうか。
さて、次号のトピックスでは、環境を配慮した世界的開発目標と
本学が果たす役割について、話題提供する予定です。
俯瞰的な視点からの最新話題にご期待ください。【michi】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
<発行>
 国立大学法人電気通信大学研究戦略統括室
 企画・編集:関口 通江、亀上 知世子
 〒182-8585 東京都調布市調布ヶ丘1-5-1
 お問い合わせフォーム
 https://www.uec.ac.jp/inquiry/new/18
 リサーチコンシェルジュ(学内専用)
 http://www.ura.uec.ac.jp/concierge.html
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/