国立大学法人電気通信大学

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URAメールマガジンバックナンバー 一覧

Vol. 6 多様性が切り拓く未来とは

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┃Vol. 6 多様性が切り拓く未来とは
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2016年8月31日発行
        
電気通信大学研究企画室のURAがお届けするメールマガジンです。
イベントや外部資金情報、URAの活動報告などをご紹介します。

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╋━━╋ CONTENTS ╋━━━━━━
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┃1┃トピックス
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# 多様性のある豊かなコミュニケーション社会を目指す
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┃2┃学長インタビュー(第4回)
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# 研究プロセスから学ぶ「総合コミュニケーション科学」人材
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┃3┃外部資金情報
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# 9月 5日 IoT推進ラボ/経産省 第2回ビッグデータ分析コンテスト
# 10月 17日 NICT 国際研究集会開催支援
# 10月 21日 総務省 SCOPE 平成28年度研究開発課題追加公募
# 10月 31日 NICT 海外研究者招へい
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┃4┃今月のU☆RAトーク
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# 電通大560日(森倉URA)
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┃5┃編集後記・次号のお知らせ
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【1】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   ト┃ピ┃ッ┃ク┃ス┃
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○多様性のある豊かなコミュニケーション社会を目指す

7月29日、文部科学省が推進する科学技術人材育成費補助事業
「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」の
平成28年度の新規取組機関として本学が選定されました
(代表機関:本学、共同実施機関:津田塾大学、NTT先端技術総合研究所)。
http://www.mext.go.jp/b_menu/boshu/detail/1374740.htm

本事業では、研究環境において多様性を高めることにより、優れた研究成果を
創出することを目的としています。
採択を受けた今年度から、女性研究者を中心とした上記3機関の研究者による
分野横断・融合型の共同研究が始まる予定です。

本学の第3期中期目標・中期計画(平成28~33年度)では、
(1)女性研究者の在籍者数を100名以上に増員
(2)女性の活躍を促進するため、平成33年度までに女性管理職の登用を全体の
 10%以上達成
(3)女性限定のテニュアトラック公募枠の設定や、女性研究者を採用した部局に
 対するインセンティブの付与 などを実施することになっています。

現在、本学における女性研究者は39名、全体の約9.7%です(2016年7月現在)。
女性研究者が100人以上となった場合、本学における研究者の約1/3が女性になります。

一方、本学の女子学生は学部で445人(学部生全体の約12%)、大学院で124人
(大学院生全体の約9.7%)です(2016年5月現在)。
女性研究者の比率に応じて女子学生が増えると仮定すると、毎年440人以上の女子
学生が入学し、近い将来は現在の3倍、1,600人から1,700人近くが女子学生となり、
キャンパスの 雰囲気も大きく変わることが予想されます。

多様な背景・属性がもたらす多文化的な物事を見る姿勢や、多様性がもたらす
独創的で創造的な発想は、科学技術の発展とイノベーション創出には欠かせない
要素になっています。

本事業における女性研究者の活躍促進を介した「総合コミュニケーション科学」の
創成・発展により、多様性のある豊かなコミュニケーション社会が実現することを
期待したいと思います。

(関口通江/電気通信大学研究推進機構研究推進センター研究企画室URA)
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【2】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   学┃長┃イ┃ン┃タ┃ビュ┃ー┃(第4回)
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○研究プロセスから学ぶ「総合コミュニケーション科学」人材

URA①
「引き続き、総合コミュニケーション科学をテーマとしたお話をお伺いしたいと
 思います。
 『高い専門性を背景に持ち、具体的な課題に落とし込む力』、や
 『(専門分野の境界の)壁を壊す力』、『俯瞰的に物事を見る目』というのが、
 総合コミュニケーション科学の根幹にある人物像だということが見えて
 きました。」

福田学長
「電通大の教育が目指す人物像の一つとして『ユニークで突出した専門性と幅広い
 興味・関心を持ち、コミュニケーション能力を備えていること』ということを
 各所で申し上げています。
 学問分野の専門特化が進んでいる昨今、一人で多くの学問に精通するより、
 専門的知識を持つ個人が連携する方が、多様な視点で問題解決に臨めます。
 そうした連携に求められるのは、自分の専門知識を専門外の人に理解してもらうと
 ともに、他の専門家から自分の専門外の知識を教えてもらうための
 “コミュニケーション能力”であり、異分野間連携における“のりしろ”になる
 周辺領域に関する知識や教養です。」

URA②
「電通大URAも“ネットワーク型URA”を標榜していますが、自分たちのプロジェクト
 に多様な人を巻き込む仕組みを作りたいと思っていても、なかなかうまくいかず
 日々頭を悩ませています。」

福田学長
「専門性を極めたり、大きな成果を上げたりすることは大切ですが、最も重要なのは
 その『プロセス』です。
 プロジェクトの成果は社会に役立ちますが、いずれ陳腐化します。
 でもそのプロセスで得たものは必ず、その次、その後のプロジェクトに活きます。
 もっと言うと、そのプロセスにおいても、現状に満足せず
 『本当にこれでいいのか?』と疑問を提起し続けることが重要だと思います。
 総合コミュニケーション科学の人物像には『物事に疑問を抱き、問題提起する力』
 というのもありますね。」

URA①
「例え大成功しなくともプロセスが次に活きると考えると、勇気が湧いてきました。」

福田学長
「先般の中期計画では、80%の教員が研究センターに所属することを目標にして
 います。
 そして改組では、教育体系を『類構想』としました。
 つまり本学の多くの教員は、研究活動は(研究)センターで、学生への教育は類で
 行うということです。
 教員はセンターと類の両方を行き来しますので、例えば研究室に所属する
 大学院生は、研究センターで行われている最先端の研究活動が、社会へどういう
 ソリューションを出していくかというプロセスを間近に見ることができるように
 なります。
 研究指導の一環として、研究と社会とのつながりを学生に体感してもらうことが
 できます。」

URA②
「例えば今年度設立された本学のAIセンター(人工知能先端研究センター)の
 ように、企業や他大学の多様な人たちと連携して研究を進めているセンターの
 現場を体感できるのですね。」

福田学長
「そのとおりです。成果だけでなく、そのプロセスを見て学んで欲しいと思います。」

URA①②
「AIセンター設立のお話も、またの機会にお聞かせください。今日はどうもありがとう
 ございました。」

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【3】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   外┃部┃資┃金┃情┃報┃
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●第2回ビッグデータ分析コンテスト 【9/5〆】
IoT/ビッグデータによる産業活性化を目的として、革新的なデータ分析事例・
アイデアを広く公募。

今回分析の中心となるデータは、ローソンから提供される
「ナチュラルローソン菓子」及び「おやつごろ。」のPOSデータや商品特性データ。

提供されたデータをもとに、データパティシエと位置付けられたデータサイエンティ
ストが、「ナチュラルローソン菓子」の売上予測並びに売上への影響が強い要素を
解明し、データにより得られたアルゴリズムやノウハウを、消費者ニーズにあった
商品開発に活用することを目的としています。

<スケジュール>
コンテスト開始 2016年7月11日(月)
コンテスト終了 2016年9月1日(木)
最終分析結果提出締切 2016年9月5日(月)
審査会 2016年9月中旬
入賞者表彰 2016年10月初旬(CEATEC JAPAN 2016内で実施予定)
https://lp.deepanalytics.jp/iot/2nd/

○NICT『国際研究集会開催支援』公募開始【10月17日正午〆】
<制度の特徴>
・公募する国際研究集会は、平成29年度及び平成30年度の2年間
 ※平成30年度に開催する集会については、来年度の公募にも応募可
・委託額の上限は、550万円
・国際研究集会終了後に提出する証憑書類は、委託対象費目のみ
・事前承認不要な費目間流用の範囲は、直接経費総額の30%

公募期間 2016年8月8日~10月17日正午
http://www1.nict.go.jp/deploy-support/conf-support.html

○総務省 SCOPE 平成28年度研究開発課題追加公募【10/21 17:00〆】
若手ICT研究者等育成型(若手研究者枠)の追加公募が開始。
採択予定件数は10件程度です。

公募期間 2016年9月12日(月)~10月21日(金)17:00
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin03_02000178.html

○NICT『海外研究者招へい』公募開始【10月31日正午〆】
<制度の特徴>
・著名な研究者を招へい可
・講演等の学術啓発活動を行う招へい可
・滞在費、渡航費、出張旅費などを支給
・滞在中の海外旅行保険を付保
・年度を跨った招へい可
・最長1年間の招へい可
・博士課程在籍中の優秀な研究者の招へい可

公募期間 平成28年8月8日~平成28年10月31日正午
http://www1.nict.go.jp/deploy-support/invitation.html

【ご相談はこちら】
リサーチコンシェルジュ(学内専用)
http://www.ura.uec.ac.jp/concierge.html

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【4】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   今┃月┃の┃U┃☆┃R┃A┃ト┃ー┃ク┃
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http://www.ura.uec.ac.jp/member.html

○ 電通大560日(研究企画室 副室長 森倉 晋)
2年4ヶ月(約560日)で1,031名。
これは、私が電通大のURAとして、これまでに勤務した日数と名刺交換した方々の
人数である。

平均すると1日に約1.8人の割合で、新しい知り合いが増え、連携先が広がったこと
になる。

1031名の内訳は、電通大の幹部や先生方170名、他大学の先生またはURAなど195名、
企業の経営者または技術責任者など486名、経産省・文科省・総務省・JST・NEDOなど
官庁関係の方々76名、自治体や中小企業の責任者など42名、その他62名である。

電通大の約半数の先生と、外部の競争的資金への申請や大学間連携の構築、あるいは
民間企業との共同研究の支援などでお話させて頂いたことになる。
大学関係では、北海道から沖縄まで50以上の研究機関の方々と国立大学における
研究経営または研究支援のあり方などに関して、意見交換をさせて頂いた。
さらに、産学官連携支援部門の業務の中で、共同研究のテーマ設定や共同研究契約書
の締結などを通じて、企業の経営者または技術責任者などとの接点が多いことも
特長である。

研究企画室の業務では、本年4月より副室長として企画室を運営し、役割分担の
明確化による業務品質の向上と組織間連携の強化に注力している。
本学の特長の一つは、“ネットワーク型URA”を提唱していることであり、分野や
職種を特定した限定的な連携ではなく、多様な組織間の連携で新たな価値を創出する
相乗効果の場の設定に努めている。
例えば、本学と他大学及び企業の3者が連携した大型の競争的資金への申請では、
本学の複数の研究室が参加する場を設定することで、先生間の協働関係を加速すると
共に、それぞれの組織の強みを生かした複数の競争的資金への申請にも繋げることが
できた。

産学官連携支援部門の業務では、まず、連携活動に関する業務効率および提供する
サービスの質向上の観点から、毎月1回の定例会議を企画・運営し、毎回約50件の
案件や課題を2時間の枠内で報告・討議する仕組みを確立した。
会議の内容は、研究企画室や研究推進機構の運営会議などでも報告するようにして、
組織的連携による課題への対応などに活用している。
共同研究の中には、ある研究室の技術が、企業からの相談に適用できることに
気づき、新規の共同研究を開拓するとともに、さらにそれが契機となって別の共同
研究にも繋がって、今では“会社の方針として、電通大と連携する”とまで言って
頂ける企業も現れている。

一方、別の案件では本学の共同研究およびソフトウェア使用許諾契約などのフレーム
ワークに合致せず、双方納得の上で、共同研究の実施を見送ったこともある。
無理に推進すればトラブルとなることは自明であり、連携業務におけるリスク管理は
重要となる。

今回は、電通大URAとしての560日における連携基盤の構築、および連携による新たな
価値の創出と業務品質向上への取り組みを紹介させて頂いた。
次回は、研究企画室が運営している研究者向け窓口「リサーチコンシェルジュ」の
活動状況を紹介したい。

(森倉 晋/電気通信大学研究推進機構研究推進センター研究企画室URA) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【5】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   編┃集┃後┃記┃
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ブラジル、リオにて開催されたオリンピックが閉幕しました。
日本のメダル獲得数は過去最多の41個で、連日テレビで公開される選手たちの活躍に
感動するとともに、自分もがんぱろうという奮起の機会をもらいました。
東京オリンピックは4年後。8歳になった娘と一緒に観戦するのが今から楽しみです。
さて、次号のU☆RAトークでは、本学URAを日頃から支えて頂いている方々から見た
URAの実情についてご紹介する予定です。
【michi】
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<発行>
 国立大学法人電気通信大学研究企画室
 編集長:URA 平尾 敏
 〒182-8585 東京都調布市調布ヶ丘1-5-1
 お問い合わせフォーム
 https://www.uec.ac.jp/inquiry/new/18
 リサーチコンシェルジュ(学内専用)
 http://www.ura.uec.ac.jp/concierge.html
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