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URAメールマガジンバックナンバー 一覧

Vol. 17 ひらけ、INNOVATION!

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┃Vol. 17 ひらけ、INNOVATION!
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2018年3月27日発行
        
電気通信大学 研究戦略統括室のURAがお届けするメールマガジンです。
イベントや外部資金情報、URAの活動報告などをご紹介します。

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╋━━╋ CONTENTS ╋━━━━━━
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┃1┃トピックス
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# System of Systemsの時代と電気通信大学への期待
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┃2┃学長インタビュー(第15回)
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# ひらけ、INNOVATION!
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┃3┃外部資金情報
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# 3月30日 JST A-STEP 平成29年度ステージIII:NexTEP-Aタイプ
# 4月13日 NEDO 次世代人工知能・ロボットの中核となるインテグレート技術開発
# 4月19日 NEDO 先導研究プログラム/新産業創出新技術先導研究プログラム
# 4月26日 JST e-ASIA共同研究プログラム「代替エネルギー」「防災」
# 5月10日 JST A-STEP 平成30年度 機能検証・産学共同・企業主導フェーズ
# 8月24日 JST SICORP 日本-EU「災害初期対応技術」
#<予告> NEDO 「AIチップ開発加速のためのイノベーション推進事業」
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┃4┃編集後記・次号のお知らせ
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【1】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   ト┃ピ┃ッ┃ク┃ス┃
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〇System of Systemsの時代と電気通信大学への期待

System of Systems(以下SoS)と聞くと、たとえSystemの概念を正しく理解している
人でも、「巨大で複雑なシステム」を思い浮かべるのではないでしょうか。
「巨大で複雑なシステム」が全体として一貫した目的で機能しているなら、それは単
にSystemであってSoSとは言えません。

SoSでは、その構成要素の各々をシステムとして扱うことができ、しかも構成要素で
あるシステムがそれぞれ独立に運用・管理されていることが要件となります。
必ずしも巨大・複雑だとは限りません。SoSの身近な例として、デジタルカメラと
プリンターを組み合わせたサービスが取り上げられます。それぞれ独自の用途のため
に開発された独立したシステムですが、今日ではお年寄りが孫のフォトアルバムを
作るとき、両者を組み合わせて難なく使いこなしています。

国の第5期科学技術基本計画が目標として掲げるSociety 5.0(超スマート社会)を
実現しようとするとき、SoSが社会インフラの中に続々と登場します。
例えば、将来車の電動化が進むと、電気自動車は電力網から給電を受けるだけでなく、
車自体が電力の供給源や備蓄源にもなります。
相互にまったく独立に運用されていた自動車というシステムと電力送配電のシステム
が密接な関係性をもつようになるわけです。

社会・産業におけるシステム間では、物質・情報の工学的なやり取りだけでなく、
契約執行や金銭取引といった非工学的なやり取りが必須になります。いわゆる
ビジネスモデルやビジネス・エコシステムとして表現されるような関係性です。
複数の独立したシステムを協調させて、ときに異業種との連携などを通して事業
運営をすることが求められます。
つまり、有効なビジネスモデルやビジネス・エコシステムを作り上げることもSoS
時代のシステム構築の重要なタスクとなるのです。

工学的なシステムを構築するときには、アーキテクチャの設計手法をはじめ、従来
からいろいろな方法論が提案され活用されてきました。
しかし、SoSとなるとどうでしょう。現在の日本の産業界では、残念ながらこのよう
なSoSをゼロの状態から構想・構築する能力が不足していると言わざるをえません。
新しいビジネス構想(例えばIndustrie 4.0)が海外から輸入されて、後追いに終始
しているのが実情です。

日本の産業が再び活力を取り戻すためには、SoSを含めシステムをゼロから構想・
構築する方法論を学術的に確立したうえ、産業の現場でそうした方法論を活用できる
技術者・経営者を育成していく必要があります。

電気通信大学には、システムに関わる要素技術はもちろん、要素技術を横串刺して
俯瞰するシステム化技術、広い意味でのコミュニケーション技術に関わる研究・教育
人材、知的資産が蓄積されています。こうした知的資産を最大限活用し、学内だけで
なく産業界とも研究連携するためにはURAの役割が欠かせません。
Society 5.0 の実現を世界に先駆け牽引する研究者や技術者を電通大から輩出して
いただくことを期待しています。

(白井 俊明/電気通信大学 経営協議会 学外委員、横河電機株式会社 シニアアドバイザー) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【2】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   学┃長┃イ┃ン┃タ┃ビュ┃ー┃(第15回)
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〇ひらけ、INNOVATION!

URA①
「3月に入って入試も終わり、今年も卒業式のシーズンになりましたね。
 いよいよ電通大100周年の年度を迎えます。」

福田学長
「はい、4月からは電通大100周年の年度が始まります。100周年記念イベントや
 電通大生が企画する100周年キャンパスイベントなどを次々に企画していますの
 で、楽しみにしておいてください。ホームカミングデイも今年は例年より華やかな
 企画を準備しています。」

URA①
「学内でも『のぼり旗』が新しくなって、にぎやかになりましたね。」

福田学長
「2月10日に開催した『100周年カウントダウン特別講演会』でもご紹介しましたが、
 のぼり旗に掲げている『ひらけ、INNOVATION!』の『ひらけ』には複数の意味を
 込めています。『ひらく』を漢字にすると、Open/Closeの『開く』、未開の地を
『拓く』、荒地を切り『墾く』、知識を『啓く』、書物を『披く』など、いろいろ
 な『ひらく』の意味があり、その全てが『INNOVATION』という方向性に向かって、
『INNOVATION』の軌道を強化していく力になるように、『ひらけ』という言葉を
つけました。」

URA②
「本学の研究戦略である『D.C.&I.戦略』にも、INNOVATIONというキーワードがあり
 ますね。」

福田学長
「そうです。『D.C.&I.戦略』は本学の研究戦略の柱ですので、もちろんこの100周年
 スローガンと『D.C.&I.戦略』は密接に結びついています。
 『ひらけ、INNOVATION!』を今現在の電通大の立場を強化する要素と位置づけると
 ともに、次の100年に向けての行動のコンセプトとしても打ち出したい、と、そう
 いう意味を込めた標語です。」

URA① 「『ひらけ、INNOVATION!』は、より未来の電通大に向けた概念ということでしょう
 か。一方で、『D.C.&I.戦略』については、今後5年間の研究戦略として具現化して
 いくことになると思いますが、来年度はどのような目標を掲げられていますでしょ
 うか。」

福田学長
「すでに何度か申し上げているかもしれませんが、『D.C.&I.戦略』に基づいた最も
 重要な目標として設定しているのが、産学連携の強化です。来年度に向けては、
 主には次の2項目について推進していく方針です。
 一つ目は組織連携についてです。具体的には現在、学内の『リサーチパフォーマン
 スマップ』を作成しつつあります。これは学内的な組織連携だけでなく、本学の
 次の研究戦略につなげるための非常に重要なデータとなりますし、学内は当然の
 ことながら、学外にも広く発信していくことを考えています。」

URA②
「確かに、電通大の研究の分野やパフォーマンスを見える化して、広く一般の人たち
 にもご理解いただくことは、非常に重要だと思います。」

福田学長
「目標の二つ目は、外部資金獲得の強化です。これまで、共同研究にかかるコストや
 収入に関して、学内外での調査を進め課題を洗い出してきましたが、より精細な
 コスト算定モデルを策定して、産学連携における本学の立ち位置を社会へ発信して
 いきます。そうすることで、企業や社会の方々の十分な理解を得ながら、外部資金
 増強に基づく資金循環エコシステムを構築して行きたいと考えています。」

URA①②
「本日はありがとうございました。」

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【3】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   外┃部┃資┃金┃情┃報┃
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●JST 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)
 平成29年度ステージIII:NexTEP-Aタイプ【3/30〆】
 企業ニーズを踏まえた、企業による大学等の研究成果に基づく研究シーズの
 実用化開発を支援。原則10年以下、~15億円。
 http://www.jst.go.jp/a-step/koubo/h29nextep-a-1.html

〇NEDO「次世代人工知能・ロボットの中核となるインテグレート技術開発」
 に係る公募【4/13正午〆】
 人工知能技術戦略会議にて策定された重点分野のうち、
 特に「生産性」「空間の移動」等の分野で人工知能技術の社会実装に向けた
 研究開発・実証及び人工知能技術の適用領域を広げる研究開発を実施
 研究予算 先導研究は原則、年額100百万円以内
 事業期間 平成30年度~平成34年度(5年間)
 http://www.nedo.go.jp/koubo/CD2_100104.html?from=nedomail

〇NEDO 平成30年度「先導研究プログラム/新産業創出新技術先導研究プログラム」
 に係る公募【4/19〆】
 実施期間 原則1年以内。研究内容等により、2年を限度とすることが可能。
 研究予算 1億円程度以内/(年・件)
 http://www.nedo.go.jp/koubo/CA2_100165.html?from=nedomail

〇JST e-ASIA共同研究プログラム「代替エネルギー」「防災」分野
 共同研究課題募集【4/26〆】
 e-ASIA共同研究プログラム(e-ASIA Joint Research Program; "e-ASIA JRP"
 の枠組みによる研究支援。
 公募参加国のうち3カ国以上の多国間共同研究であることが必要。
 <募集対象分野>
 ①「代替エネルギー(バイオエネルギー)」分野
 ②「防災 (豪雨、洪水、地すべり)」分野
 https://www.jst.go.jp/inter/sicorp/announce_easia_jrp_7th.html

〇JST 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)平成30年度新規課題【5/10〆】
 機能検証フェーズ(試験研究タイプ第1回)=旧:地域産学バリュープログラム
 産学共同フェーズ(シーズ育成タイプ)=旧:ステージⅡ
 企業主導フェーズ(NexTEP-Bタイプ)=旧:ステージⅢ
 http://www.jst.go.jp/a-step/koubo/index.html

●JST 戦略的国際共同研究プログラム(SICORP)日本-EU
 「災害初期対応技術」共同研究【8/24〆】
 欧州委員会(European Commission)はHORIZON 2020において研究提案募集。
 JSTは、本募集に応じるコンソーシアムに参加する日本側研究参加者に対して、
 研究費を支援。
 JSTの支援対象はHORIZON 2020の募集分野「SU-DRS02-2018-2019-2020:
 Technologies for first responders」の以下2つのサブトピック。
 ・Sub-topic1: Victim-detection technologies (被災者探索技術)
 ・Sub-topic : Open(その他の災害初期対応技術)
 http://www.jst.go.jp/sicp/announce_eujoint_04_GeneralInfo_j.html

〇NEDO「AIチップ開発加速のためのイノベーション推進事業」に係る公募【予告】
 ネットワークの末端(エッジ)において限られた資源を用いて効率的に処理を行う
 AIチップの開発を加速する共通基盤技術の開発を実施
 事業期間(予定)平成30年度~平成34年度
 公募期間(予定)平成30年4月中旬~5月中旬
 http://www.nedo.go.jp/koubo/IT1_100050.html?from=nedomail

【研究戦略統括室 外部資金情報一覧(学内専用)】
http://www.ura.uec.ac.jp/gakunai/fund-gakunai.html

【ご相談はこちら】
リサーチコンシェルジュ(学内専用)
http://www.ura.uec.ac.jp/concierge.html

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【4】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   編┃集┃後┃記┃
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今年もキャンパスの桜が満開となりました。
ちょうど桜の蕾がほころび始めたころ、季節外れの雪に見舞われましたが、
無事きれいに咲く姿を見て、安心された方も多かったのではないでしょうか。
さて、来年度も本学でご活躍頂く方からトピックスをご寄稿頂く予定です。
皆様に楽しんで頂きながら、有益な情報を提供できるよう、決意を新たに
様々なことに挑戦していきたいと思います。
【michi】
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<発行>
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 企画・編集:関口 通江、亀上 知世子
 〒182-8585 東京都調布市調布ヶ丘1-5-1
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 リサーチコンシェルジュ(学内専用)
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